第2回パネルディスカッション&講演会

2001年10月17日

 昨晩開催の機青連20周年記念事業の第2弾、パネルディスカッション&講演会にご参加いただき、ありがとうございました。京都府商工部より山下様、岡本様、京都産業21より森西様、石田様にもご臨席いただき総勢53名と、例会としては近年稀に見る大勢の方々にお集まりいただきました。
パネラー&講師の吉岡くん、東くん、山本さん、そして進行役の河原くん、本当にお疲れ様でした!!
 機青連の基本理念である「育とう・育てよう・育ちあおう」。その「育てよう」にスポットを当て、 「人材育成」をテーマにそれぞれの悩みや想いをぶつけあい、我々がこれから何をすべきなのかを一緒に考えていこうと開催させていただきましたが、何よりも、自分自身の成長なくして、社員や周囲の成長はなく、また社員の成長、そして夢やビジョンを共有することに最大限の力を注ぎ、その中で、互いに成長し続け合うこと。。。
 すなわち「育とう・育てよう・育ちあおう」そのものが人材育成、あるいは夢を実現する道のあるべき姿なのだと今回の話を聞かせていただき、あらためて教えられました。
 秋田さんからも「情報化の時代、どの世代も同じように情報を共有し感動しあえるこの時代。わからんでもええ、失敗してもええ、人のマネせんでええ。今の自分の尺度を発信して、"己は何者"かを確かめること。技術でなく、相手の考え、歩んできた背景、哲学、人生観をしっかり受け止め、それぞれが自分の尺度をしっかり持ち、個性を持った経営者になることが大切」と、貴重なコメントをいただきました。決して臆することなく、今回の感動を胸に一人一人が新たな一歩を踏み出していきましょう!! <キョークロ 寺田> ----------

 今回話を聞けて本当によかったと思います。特に司会進行ということもあり、事前に打ち合わせさせていただいたりいろいろ自分なりに考えさせられたり、話そのものも今まで以上に(話の流れを展開す る関係上)一生懸命に聞きすごくプラスになったと思います。  自分のするべきこと、会社の問題点、どうすればよくなるのか?儲かるのか?これらのヒントを得られた気がします。先日最後に「私は山本さんに理解と寛容が足らん!」といわれたと話しましたが、そのことを本当に理解させてくれたのは、うちの子供でした。
 今ピアノを習ってるんですが、どうも飽きてきたみたいで、教室にいき先生に「これひいてみよか?」といわれても「できひん、むずい!」といっていいかげんにしかせずうちに帰っても練習もしない。という話を嫁から聞きました。私は、自分が習いたいといっていきながら先生に対しそのような態度を取ったことに対し、思い切りしかりました。はっきりいって、もうやめさせようと思いました。
 しかし、子供の顔を見ているとうつむき「もうやめろ!」といったら「はい」と答 える・・こっとこの子は、やめろといえばやめるだろうし、続けろといえばいやいやながらに続けるだろうと思いました。そのとき、山本常務の言葉が脳裏をよぎり、「この子は本当はどうなんやろう?」そして話の内容を変え、「自分もこどもんときは、いくまでがいややったわ」とかうまくできていた ときのことをほめ、思い出させ、その上で態度についてもう一度注意しました。そして、延々1時間近く話をして、子供にいろんな方向性を示してやりました。
 すると、子供のほうから暫くして、「今度いったら、先生に謝ってもう一回がんばるわ」「なんか、お父さんと話ししたらピアノ弾くの嫌いちゃうし、なんかやりたい!って今思うわ」といってくれました。
 なんだか親としては情けない話なんですが・・小学2年の子供に教えられました。今では一生懸命家で練習し、「お父さん教えたげる」といって、鍵盤の押さえ方から指導してもらってます。
 話が少し違いますが、子育てもある意味人材育成で非常に難しいです。この経験の後、今日社員が不良を出しました。慌てものでよく不良をするんですが、仕事の手は人より速いんです。 今までだと、「きをつけんかい!」という按配だったんですが、今回は「理解と寛容」をもって、「おまえせっかく人より仕事が速いねんから、ここでちょんぼってチャラにすんなよ、もったいないやん、人の半分でやって、時々3倍かかってたらもったいないやろ〜」といってやるとすごい笑顔で「ほんまですね!ほんまもったいないわ」といってくれました。きっとこれからは不良が少なくなると「思う」んですが・・・ 今回の内容とは少し違うかもしれませんが、理解と寛容、そして感動とそれをばねにして、生まれる行動というのは、すごい大きなエネルギーであるとおもいます。 今回のパネディスを通じて私は、いろんな大きなもの(感動)を得れたと思います。 <河原鉄工 河原宏二>

  河原君一皮むけましたね!すばらしい!子供を育てることも、社員を育てることも何も変わりません。 そして、いつまでも育ててあげられるよう自分も成長しましょ!いずれは、子供の成長・社員の成長が自分を上回り追い越されるでしょう。そしてその時に、素直に喜べる自分でありたいと思いますね。
●いい仕事を与え、達成するために陰で応援し、支える。達成した喜びが生まれ、また次の大きな仕事ができる。・・・ですね。
●『仕事の報酬は仕事』であり『仕事の報酬は成長』です。 自分の存在は常に社員の陰にもなり日向にもなれることが重要で、難しいかもしれませんが上司や社長に対しても基本は同じです。それができないときは、自分にパワーがまだ備わってないと解釈した方がよいでしょう。 こんなに、すぐに効果の出る人も珍しい! 一緒にがんばりましょう! <山本精工 山本昌作>

今回、三名のお話を聞いてから、平成12年の6月に、機青連例会で「青年の主張」と題して、私が発表したのをふと思い出しました。その時に発表した、自分自身の目標、免状取得であるとか、営業マン(部下)の雇い入れだとかそういったものでした。それからというもの、施工分野の免状は一級まで取得し、営業マン(部下)も雇い入れ、今年営業部長に就任し、目標に向かって順調に進んでいると自負しておりました。しかしながら、一つそして、又一つをハードルを乗り越えて中で、どうも中だるみしてる状態を自分自身に感じ取っておりました。「ガンバらなあかん」のは、充分に分かっているし、それなりのパワーも自分にはあるつもりです。いかんせん、その手法を知らない私でありましたので、亀の歩み状態でした。 私自身感じ取っていたのは、言葉では上手く言い表せられなかったのですが、その自分の情熱の先に見える物が、どうも具体的で無かったのでした。深く考えれば考えるほど、抽象的なもので、漠然とした物であったと言うことでした。がしかし、今回山本常務のお話の中で、具体的な内容、具体的な取り組み方、そして何よりも一番重要な、「具体的な考え方」まで感じ取ることが出来ました。山本常務と同じ事は出来ないし、又全く違う環境の中ですから、する事は全く違うことになると思います。しかし、これから進めてみたい自分の目標(すなわち会社にとっても目標になっていると感じています。)みたいなのが、ポンポン浮かんで参りました。そして、これから片っ端から取り組んで行きたいと思っております。 <岡崎電工 岡崎満>