第2回会社訪問 有限会社 飛永製作所

2001年08月23日

<三栄金属工業所 秋本教仁>
(有)飛永製作所様で行われました第二回会社訪問の感想をさせて頂きます.
先日は寺田代表幹事をはじめ13名の皆様、夜遅くまでお疲れ様でした.そして有難う御座いました.と言うのも今後の事を再認識出来たからです.飛永さんの所より私のところはほぼ家族経営という小さな会社ですが社長の考え方などが良く似ているので私自身考えさせられる事ばかりでした。私の社長も営業はほぼしない人です.経営者ですが職人と言うほうが適しています.今まではこれでやっていけたけど、今、こ の不況でどうなるか分からないし倒産する会社が次々と出てる中、「明日は我が身」と言う事にならない為にも種をまいておく必要があると再確認しました。ちなみに西端さんは1000軒行かれたそうです。
経営者としても職人としても両立していかなければならないと言う事で先日の話はまとまり私も良い勉強になりました。 ----------
<八川製作所 八川晃大>
会社訪問委員長の八川です。秋本さん早速のレポートごくろうさまです。 今回も前回のDG工業さんと同様に、現社長の飛永社長には席をはずしていただき、機青連会員の飛永さんが仕切って迎えていただきました。まずは遅くまで会社訪問及びディスカッションの場を提供いただきました(有)飛永製作所様にこの場をお借りして改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。 「これからまだまだ技術を勉強していきたい。またそれによって会社での存在感を出していけるのではないだろうか。また今はまだその時期だと思う。」と試行錯誤しながら奮闘されている飛永さんに対して「技術を伸ばしていくだけでなく違う方法でも新しいこと、自分自身をアピールすることができるのではないだろうか。また将来の経営者としてはやく経営に重点をおいてやっていくべきでは・・・・」等の意見がででていたように思います。 会社規模など皆さんそれぞれが会社に入られた時の状況によってみなさんが違う意見をもたれてるのは、致し方ないと思いますが「技術だけに偏ってしまわずに、どんどん経営の勉強をしていかないといけない。」と真剣におっしゃっておられる方ほど、技術の方もとことんやってこられた、いわゆる一段階も二段階も越 えられてきた方達だと、わたしは思っております。 結局私自身の状況では、現実として技術もまだまだ勉強しないといけませんし、将来に向けての展望や経営も勉強もいつも頭においてやっていかなければならない。将来上にたつものとして二倍以上の努力、勉強をしていかなければ。とあらためて気持ちを引き締めました。とてもためになる、また刺激を与えてもらった良い一日でした。
<有限会社飛永製作所 飛永敏博>
先月の会社訪問では大勢の方々に参加して頂きありがとうございました。また、色々と準備をして頂いた八川委員長、ありがとうございました。 今回の会社訪問でディスカッションの話題となったものには次の様なものがありました。
●機械の操作が出来てモノづくりができる"だけ"で本当にいいのか?
●社員に自分のコピーの様な存在を求めているだけではダメだと気付いた。最近は社員の個性を伸ばすことを考えている。
●「その場をどう対処するのか?」ではなく「この会社をどうしたいのか?」を本当に考えているのか? 仕事のやり方や対応の仕方はその時々で違ってくるに決まっている。「今」じゃなく「自分は会社をどうしていきたいのか」で状況を判断しているのか?
●会社の中で一番会社の事を考えているのは本当に自分か?
●会社で自分の存在感をどうやって出していくのか?よく出来る社員さんがいるならその人を目標に頑張っていくだけでいいのか?
●経営者が一番に考えないといけないのは自分の満足感じゃないやろ?
今回の会社訪問の後、「仕事」、「遊び」、「趣味」、「家族」、「友達」、「その他云々」。これらを別々のものとして考えるから時間の使い方がヘタクソなんだと考えるようになりました。 仕事が終わったから遊ぶ。仕事が長引いたから時間がない。社長である親父の口癖は、皆さんご存知の通り「仕事は早よやれ!」です。これは結局「もっと上手に時間を使え!」ということだったんですね。
2年前に「とにかく早くよ作れ!」と言われて色々と葛藤がありましたが、今ならその言葉の意味もわかります。今回の会社訪問、私にとっては得るものが非常に多かったです。 夜遅くまでお付き合い頂き、色々な体験談や意見を聞かせて頂いた皆様、本当にありがとうございました。