9月例会「京都府中小企業総合センター」見学会

2000年09月20日

 リサーチパーク東地区にある、この建物は、鉄筋コンクリート5F建て、延べ床面積7051m2という、大きな物であります。 府内の中小企業の発展を支えるという目的から、「経営」「技術」の両側面から、支援するという、全国でもまれにみる施設ということであります。
  経営サポートに於いては、経営診断、融資、財務相談、等々が行われています。ネットワーク関連、経営革新等の、研究会や講習もあるようで、まさに会社運営の全体をサポートをされていると言った感じでした。
  技術サポートの方は言いますと、新商品の協同開発、研究の支援をいただけたり、非破壊検査等の、充実したハイテク検査機器を設置されています。
  その設備に至りましては、精密測定機器、機械加工試験、材料試験、電気試験、顕微鏡及び試料作成装置、鋳物試験測定器、分析機器、公害防止測定用機器、表面処理・環境試験用、省エネ測定機器、微生物・食品試験用機器、工芸技術用機器、デザイン用機器と、我々機青連が、なじみのある分野から、そうでない物まで、幅広く整えて有ります。
  中でも、目を見張るのが、一億円の部屋、そして一億円の機器でした。又驚くべき事は、こういった設備を使う中小企業の方々が、たくさんおられ、これらの設備は、フル稼働で利用されているとのことでした。
  当社では、まず使用することの無いであろう機器をたくさん見せていただいた訳でありますが、用意していただいた、2時間でも全然時間が足らずで、まだまだ沢山の機器、設備を備えておられるとのことでした。
  ご案内頂きました、矢部技術部長が、しきりにおしゃっておられたのは、こういった、試験や研究等をまるまる依頼するのでは無く、これらの設備、支援を利用すると言うスタンスで、ご使用していただきたいとのことでした。それには、私たち自身が、そういったハイテク機器の取り扱いを熟知しなければならない等の、問題点はありますが、その辺りもじっくりご説明いただけるとのことで、大変心強いお言葉を頂いております。
 例会当日に於きましては、少ない出席状況でしたが、機青連会員の皆様も、このセンターを一度ご覧になってこれらの設備をご利用されてみては、如何でしょうか? 最後になりましたが、夜分にご足労願い、詳しく説明を頂きました、矢部技術部長様、小柳機械電子課長様、誠にありがとうございました。 〈 岡崎電工(株) 岡崎 満 〉